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いつもとは少し違うテーマで

普段はコンピューターやAI、Linuxなど、どちらかといえばデジタルな話題を中心にブログを書いています。

今回は少し趣向を変えて、私自身の年金生活を軸に、カーライフやコンピューターライフについても綴ってみたいと思います。

60歳で定年を迎え、その後の再雇用を経て、現在は年金を中心とした生活。そんな暮らしの中で、車やコンピューターとどのように付き合い、限られた予算の中で「便利さ」や「楽しさ」をどう見つけているのか。

少しリアルな年金生活者の視点から、日々のカーライフとコンピューターライフを紹介していきます。

はじめに:定年退職は「終わりの始まり」ではなく「本当の自由の始まり」

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「定年後はどうなるのだろうか?」

教員として30年以上、チョークの粉にまみれ、生徒指導に駆け回り、部活動の遠征で土日もつぶれるような日々を送ってきた私にとって、60歳の定年退職は、待ちに待ったゴールであると同時に、底知れぬ不安の入り口でもありました。

テレビや雑誌を開けば「老後2000万円問題」だの「年金崩壊」だの、私たちの世代を脅かす言葉ばかりが目に飛び込んできます。

「果たして、年金だけでまともに生きていけるのだろうか?」 「仕事という肩書きを失った自分に、何が残るのだろうか?」

そんな不安を抱えたまま60歳を迎え、私は今、「ひと月20万円」という限られた年金をベースに生活しています(正確には、年金が満額支給されるまでのつなぎとして、少しだけ働きましたが、それについては後述します)。

結論から言いましょう。

月20万円の生活は、決して「惨めな節約生活」ではありません。

むしろ、私の人生で今が一番、豊かで自由で、そして面白いのです。

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自由の始まり

この記事は、かつての私のように「定年後の生活費」や「生きがい」に漠然とした不安を抱えている方に向けて書いています。

特別なスキルも、莫大な貯金も必要ありません。

必要なのは、少しの工夫と、「お金をかけずに楽しむ」という発想の転換だけです。

この記事を読むことで、あなたは以下のメリットを得られます。

  • 月20万円でも我慢せずに、心豊かに暮らす具体的なノウハウが手に入る。

  • 「お金が足りない」という老後の不安から解放される。

  • 固定費(車や通信費など)を劇的に下げる実践的な方法がわかる。

  • 定年後の「孤独」や「退屈」を打ち破る、最高の趣味の見つけ方がわかる。

さあ、肩の力を抜いて、私のちょっと変わった、でも最高に楽しいセカンドライフの扉を開いてみてください。

この記事を読んでわかること

  • 完全リタイアではなく「週3日勤務」を選ぶべき本当の理由

  • 年金月20万円のリアルな内訳と、生活費を抑える「心の持ちよう」

  • 乗り出し61万円!自動車税も安い「N-BOX」を相棒にする中古車選びの極意

  • メルカリで8000円の「レッツノート」+無料OS「Linux」で快適パソコンライフを送る方法

  • 食費を抑えて健康になる!「コスモス・業スー・産直市場」の黄金リレー

  • 上限750円!ネットを駆使して「安くて美味い絶品ランチ」を発掘するゲーム

  • お金をかけずに最高にリフレッシュできる「ローカル・ドライブ・クエスト」の楽しみ方

 

 


今回の記事を動画にしてみました。
時間があるときに、視聴してみてください。

第1章:60歳で定年退職。あえて「週3日」だけ働くという黄金バランス

教員という仕事は、やりがいはありましたが、とにかく時間がありませんでした。

朝は誰よりも早く出勤し、夜は部活の保護者対応や翌日の授業準備。

休日も部活の大会で遠征。

自分の時間など、無いに等しい日々でした。

だからこそ、「60歳になったら一切働かない!南の島で寝そべるんだ!」と息巻いていた時期もありました。

しかし、いざ定年が見えてくると、現実的な問題に直面します。

それは「年金の支給開始年齢」です。

ご存知の通り、現在の制度では原則65歳からの支給となります。

60歳で退職した場合、無収入の空白期間が生まれてしまうのです。

もちろん貯金を切り崩すこともできますが、精神的な衛生上、あまりよろしくありません。

そこで私が選んだのが、「再雇用制度を利用して、週3日だけ働く」という選択肢でした。

なぜ「週3日」なのか?

最初は週5日のフルタイム再雇用も考えました。

しかし、それでは現役時代と何ら変わりません。

「せっかく定年を迎えたのに、まだ時間に追われるのか?」と自問自答し、却下しました。

逆に、週1〜2日では収入的に心許なく、生活リズムも作りにくい。

そこで行き着いたのが「週3日勤務、週4日休日」という黄金バランスです。

月曜、水曜、金曜に出勤し、火曜、木曜、そして土日は完全にフリー。

これが、想像以上に素晴らしいリズムを生み出しました。

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黄金のタイムバランス

  • メリット1:適度な社会とのつながりを維持できる。
    完全に社会から切り離されると、人は急激に老け込みます(私の周りでも、無趣味で完全リタイアした途端に元気がなくなった同僚を見てきました)。
    週3日でも、人と挨拶を交わし、必要とされる場所があることは、心の安定に大きく寄与します。

  • メリット2:生活リズムが整う。
    週に3日「朝起きる理由」があることで、ダラダラと昼夜逆転するのを防げます。

  • メリット3:年金支給までの「つなぎ」として十分な収入になる。
    現役時代に比べれば給料は激減しますが、それでも後述する「月20万円生活」の基盤を作るには十分な額を稼ぐことができます。

週休4日。これは現役時代には考えられなかった「圧倒的な自由時間」です。

この時間をどう使うかが、セカンドライフの充実度を決めるカギとなります。

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第2章:ひと月「20万円」で暮らす方法〜予算は制限ではなくゲームだ〜

さて完全に無職の生活になってからは、再雇用で増額した国民年金と、厚生年金を合わせて、私の月の基本予算は「約20万円」に設定しています。

「えっ、たった20万円?それで生活できるの?」

現役時代にそれなりのお給料をもらっていた方なら、そう思うかもしれません。

私も最初は「これでやっていけるのか?」と不安でした。

しかし、実際にやってみると、20万円というのは、工夫次第で十分に豊かに夫婦ふたりが暮らせる額であることがわかってきました。

固定費を極限まで削ぎ落とす

20万円で暮らすための鉄則、それは「変動費(食費や交際費)」を切り詰める前に、「固定費(毎月必ず出ていくお金)」を徹底的に削ぎ落とすことです。

現役時代は忙しさにかまけて放置していた固定費を見直すだけで、驚くほど手元にお金が残ります。

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鉄則は「変動費より先に固定費」

  1. 通信費の見直し: 大手キャリアのスマホから、格安SIM(UQモバイル)へ乗り換えました。
    月々8000円近くかかっていたスマホ代が、今では3000円程度です。
    これだけで年間約6万円の節約です。

  2. 保険の見直し: 子どもも独立し、大きな死亡保障は必要なくなりました。
    「もしも」の時のための医療保険だけを残し、不要な生命保険はすべて解約しました。

  3. 車の維持費の削減: これが最も大きな効果を生みました。
    詳しくは第3章でお話ししますが、普通車から軽自動車(N-BOX)に乗り換えたことで、税金や車検代、ガソリン代が劇的に安くなりました。

「足りない」と嘆くのではなく「20万円でどう遊ぶか」

固定費を下げると、月に自由に使えるお金が明確になります。

私の場合、家賃(または持ち家のローン・修繕積立金)、光熱費、保険料などの基礎的な生活費を差し引いても、毎月数万円の「お小遣い」が残る計算になります。

ここからが腕の見せ所です。

「たった数万円しかない」と嘆くのか、「この数万円で、今月はどうやって楽しんでやろうか」とワクワクするのか。

私は、この月20万円の予算管理を「壮大なシミュレーションゲーム」だと捉えるようにしました。

限られた予算の中で、いかに最高のパフォーマンス(満足度)を叩き出すか。

スーパーのチラシを比較し、ネットで安い店を探し、知恵を絞る。

これが思いのほか、面白いのです。

お金を使えば楽しいのは当たり前。「お金をかけずに楽しむ」ことこそ、高度な知的遊戯なのです。

第3章:乗り出し61万円!元整備士お墨付きの「N-BOX」は最高の相棒

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自家用車は軽自動車で十分

地方都市に住む私にとって、車は生活必需品です。

教員時代は、見栄もあってそれなりのサイズの普通乗用車に乗っていました。

しかし、定年を機に車の維持費を見直した際、毎年5月にやってくる「自動車税」の通知書を見るたびに、ため息をついていた自分に気づきました。

「排気量が大きいだけで、なんでこんなに税金が高いんだ…」と。

そこで私は、長年連れ添った普通車を手放し、軽自動車への乗り換えを決意しました。

ターゲットは、室内の広さと使い勝手で定評のあるホンダの「N-BOX」です。

中古車探しは足とネットのハイブリッド戦略

新車のN-BOXは、オプションを付けると200万円を超えてしまいます。

予算20万円生活の私には、到底手が出ません。狙うは当然、中古車です。

ネットの中古車サイトを毎日のように徘徊し、相場を頭に叩き込みました。

条件は以下の通り。

  • 予算: 乗り出し(総額)で70万円以内。

  • 年式: 多少古くてもOK(5〜7落ち程度)。

  • 走行距離: 5万キロ〜8万キロ程度(今の車は10万キロでも平気で走ります)。

  • 修復歴: なし。

ネットで目星をつけた車を、実際に何店舗か見に行きました。

そして運命の出会いを果たしたのが、地元の小さな中古車販売店でした。

元自動車工場整備士の店員さんとの出会い

その店で私の目を引いたのは、走行距離約9万キロ、外装も内装も非常にきれいなホワイトのN-BOXでした。

価格は驚きの「乗り出し61万円」。

安すぎる。

何か裏があるのではないか?

私は教員時代に培った「生徒の嘘を見抜く眼力」をフル稼働させ、担当してくれた初老の店員さんに質問攻めをしました。

「なぜこんなに安いんですか?」 「エンジンオイルの漏れはないですか?」 「タイミングベルト(N-BOXはチェーンですが、あえてカマをかけました)の交換歴は?」

するとその店員さんは、嫌な顔ひとつせず、淡々と、しかし非常に的確に答えてくれました。

「お客さん、詳しいですね。実は私、つい数年前まで正規ディーラーで整備士をやってましてね。定年退職して、ここで車を売ってるんですよ」

なんと、元プロの整備士だったのです。

彼はボンネットを開け、懐中電灯で奥の方まで照らしながら、エンジンの状態や足回りのサビの状況などを、専門用語を使わずに丁寧に解説してくれました。

「外装の小傷はありますが、機関系は私がバッチリ整備しました。あと10万キロは余裕で走りますよ」

その言葉に嘘はないと確信しました。

目は笑っていませんでしたが、職人特有の自信と誠実さが漂っていました。

私はその場で即決しました。

自動車税の安さに感涙。N-BOXはもはや「親友」

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なぜ軽自動車か?

こうして手に入れた61万円のN-BOX。

実際に乗ってみて、その実力に驚愕しました。

まず、室内が広すぎる

後部座席を倒せば、ちょっとした引っ越しができそうなほどの荷室空間が生まれます。

視座が高いため、運転もしやすい。

そして何より感動したのは、翌年の5月に届いた自動車税の納付書です。

普通車時代は毎年4万円近く払っていたのが、軽自動車(しかも私の年式)なら10,800円

なんと4分の1近くに激減したのです。

さらに、燃費も格段に良く、ガソリン代も大幅に浮きました。

今ではこのN-BOXは、単なる移動手段ではありません。

買い物に行き、趣味のドライブに行き、時には車内でコーヒーを飲みながら本を読む。

私にとってこの車は、退職後の人生を共に歩む「親友」なのです。

たまにエンジンをかける時に「今日も頼むぞ、相棒」と心の中で語りかけているのは、ここだけの秘密です。

第4章:8000円のメルカリPC + 無料Linux = 最強のデジタル書斎

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8,000円の「メルカリPC」

教員時代、職員室のデスクには学校支給のパソコンがあり、授業のプリント作りから成績処理まで、すべてそれで行っていました。

しかし退職すると、当然そのパソコンは返却しなければなりません。

「さて、自宅用のパソコンをどうしようか」

家電量販店に見に行くと、最新のWindowsパソコンは平気で10万円、15万円という値札が付いています。

とてもではありませんが、年金生活の予算から捻出できる金額ではありません。

「そもそも、自分にそんな高スペックなパソコンが必要なのか?」

冷静に考えてみました。私が自宅でパソコンを使ってやりたいことといえば、

  • ネットサーフィン(調べ物)

  • YouTubeなどの動画視聴

  • 家計簿などのちょっとした表計算

  • そして、こうして文章(ブログやnote)を書くこと

  • 生成AIを使って、情報を調べたり、文章や画像、資料などを作成したりすること。

これくらいです。

動画編集や重い3Dゲームをするわけではありません。

ならば、中古で十分です。

メルカリで「レッツノート」を掘り出す

私が目をつけたのは、ビジネスマンに絶大な人気を誇るパナソニックの「レッツノート(Let's note)」です。

新品だと20万円以上する超高級機ですが、企業がリース落ちで大量に手放すため、中古市場には古いモデルが安価で出回っています。

レッツノートの魅力は、なんといってもその「頑丈さ」と「キーボードの打ちやすさ」です。

カバンに放り込んで多少乱暴に扱っても壊れないタフさは、まさに質実剛健。

私はフリマアプリの「メルカリ」を毎日のようにチェックし、数日間じっくり張り込んだ末、ついに理想の1台を見つけました。

「Let's note CF-SZ5(第6世代 Core i5・メモリ8GB・ACアダプター付き・動作確認済み)」

しかも、お値段は送料込みで、なんと8,000円。

もちろん実物を見ることはできません。写真と説明文だけが頼りです。

「本当に大丈夫だろうか……」

そんな不安はありましたが、外装は比較的きれいで「美品」との記載もありました。

「8,000円なら、もし失敗しても勉強代だ。」

そう自分に言い聞かせ、思い切って購入ボタンを押しました。

「Windowsが重い? それならLinuxを入れればいい」

数日後、待ちに待ったレッツノートが到着。

少し緊張しながら電源ボタンを押すと――。

無事に起動しました!

ところが、すぐに一つ気になることがありました。

インストールされていたOSはWindows 10

当時はまだサポート期間中だったものの、その終了日は目前に迫っていました。

「やっぱり安物買いの銭失いだったかな……。」

一瞬、そう思いました。

しかし、その瞬間、昔一緒に働いていたパソコン好きの技術科の先生が、笑顔で話していた言葉を思い出したのです。

「古いパソコンはね、Linux(リナックス)を入れると別物みたいに速くなるんですよ。」

その一言が、8,000円の中古レッツノートを"宝物"へと変える、すべての始まりでした。

Linuxとは、WindowsやMac OSと同じ「オペレーティングシステム(OS)」の一種です。

最大の特徴は、「無料で誰でも使える(オープンソース)」であること、そして「古いパソコンでもサクサク動くほど動作が軽い」ことです。

私はスマホで「Linux インストール 初心者」と検索し、見よう見まねで作業を開始しました。

無料OS「Linux Mint」で蘇った8000円の親友

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魔法の無料OS 「Linux Mint」

私が選んだのは、初心者でもWindowsに近い感覚で使えるという「Linux Mint(リナックス・ミント)」という種類(ディストリビューション)です。

USBメモリにインストール用のデータを作成し、レッツノートに挿して起動。

最初は「黒い画面に英語の文字がバーッと出てきたらどうしよう」とドキドキしていましたが、拍子抜けするほど簡単でした。

画面の指示に従ってマウスでクリックしていくだけで、小一時間でインストールが完了しました。

再起動後、画面に現れた緑色の美しいロゴ。

そして、実際に操作してみて驚愕しました。

速い。圧倒的に速い。

先ほどまでブラウザを開くのに数分かかっていたあの重さは何だったのか。

クリックした瞬間にサッと画面が切り替わり、YouTubeの動画も全く引っかかることなく再生されます。

  • ネットを見る: 最初から「Firefox」という優秀なブラウザが入っています。Google Chromeも簡単にインストールできました。

  • 文章を書く、表計算: 「LibreOffice(リブレオフィス)」という、Microsoft Officeと互換性のある無料ソフトが最初から入っています。
    これで十分すぎます。

  • セキュリティ: LinuxはWindowsに比べてウイルスを狙った攻撃が極めて少ないため、高価なセキュリティソフトを買う必要もありません。

困ったことは、ただの一つもありません。

8000円で買ったポンコツ寸前のパソコンが、無料のOSを入れただけで、私の執筆活動を支える最強の「デジタル書斎」へと変貌を遂げたのです。

N-BOXに続き、このレッツノートもまた、私にとってかけがえのない「親友」となりました。自分の手で命を吹き込んだ分、愛着もひとしおです。

第5章:「食」は最大のエンタメ!コスモス・業スー・産直市場の黄金リレー

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食費のエンタメ化

生活費の中で、最も節約しやすく、しかも工夫次第で毎日を豊かにしてくれるのが「食費」です。

現役の教員だった頃は、毎日が時間との戦いでした。

夜遅く帰宅し、冷めきった夕食を電子レンジで温めて慌ただしく食べる──。

ある日は仕事帰りの飲み会で、気がつけば数千円が財布から消えている。

そんな「食べることを楽しむ余裕のない生活」を、長年続けていました。

しかし、定年退職後の暮らしは一変しました。

今の私には、「時間」という何よりの贅沢があります。

ゆっくり献立を考え、旬の食材を選び、自分で料理を作る。

たまにはリーズナブルなランチを楽しみながら、「今日は何を食べようか」と考える時間さえ、一日の楽しみになりました。

食費は、ただ削るだけのものではありません。

お金をかけなくても、工夫次第で毎日の満足度を大きく高められる。

それが、年金生活を送る私が実感した、一番大きな発見でした。

私は定年を機に、本格的に「自炊」に目覚めました。

自炊は、最高の節約術であると同時に、最高のエンターテインメントでもあります。

月20万円生活を支える、私の「食材調達・三種の神器」をご紹介しましょう。

1. ドラッグストア「コスモス」:税込表示の安心感とPBの圧倒的コスパ

日々の食料品や日用品のベースキャンプとなっているのが、ディスカウントドラッグコスモスです。

コスモスの何が素晴らしいか。

それは「すべて税込価格で表示されている」という点です。

スーパーで「安い!」と思ってカゴに入れても、レジで消費税が加算されて「あれ、意外と高いな…」とガッカリすることがありません。

予算管理が非常にしやすいのです。

そして見逃せないのが、コスモスのプライベートブランド(PB)商品群です。

「ON365」などのブランド名で売られている食品は、メーカー品と遜色ない品質でありながら、価格は2〜3割安く設定されています。

納豆、豆腐、うどん、食パンといった日々の主食級の食材は、すべてコスモスのPBで賄っています。

これだけで、食費のベースラインがグッと下がります。

2. 業務スーパー(業スー):「宝探し」のワクワク感

月に数回、少し足を伸ばして向かうのが業務スーパー、通称「業スー」です。

ここは単なるスーパーではありません。

私にとっては「大人のテーマパーク」です。

見たこともない巨大な調味料、大容量の冷凍食品、海外直輸入の珍しいお菓子。店内を歩いているだけでワクワクします。

業スーで私が重宝しているのは、以下のアイテムです。

  • 冷凍の肉・魚類: 国産の鶏肉や、骨取りの白身魚などは、小分けにして冷凍庫にストックしておけば、いつでもメインディッシュが作れます。

  • 大容量のパスタ・麺類: 1キログラム入りのパスタなどが破格で手に入ります。休日のランチは、もっぱら自作のパスタです。

  • 冷凍野菜: ブロッコリーやほうれん草など、価格が高騰しがちな野菜も、業スーの冷凍野菜なら一年中安定した低価格で手に入ります。

ただし、業スーでは「安いから」と買いすぎると、結局食べきれずに廃棄してしまうというトラップがあります。

私は「本当に使い切れるか?」と、心の中で生徒を指導する時のような厳しいツッコミを入れながら買い物をしています。

もう一つ、私が買い物をするときに大切にしているのが、食品の原産国を確認することです。

もちろん、どこの国の食品が良い・悪いという話ではありません。

ただ、過去に農薬や、日本では使用が認められていない保存料などが報道された国の食品については、できるだけ避けるようにしています。

食品を選ぶときは、値段だけで判断するのではなく、「安心して食べられるか」という視点も大切にしたいと考えているからです。

年金生活では節約も大切ですが、それ以上に大切なのは、健康で長く元気に暮らすこと。

だから私は、価格だけでなく、品質や安全性にも目を向けながら、納得できる食品を選ぶよう心がけています。

3. 地元の産直市場:旬の野菜と農家さんとのふれあい

食卓に「彩り」と「季節感」を与えてくれるのが、地元にある農産物直売所(産直市場)です。

スーパーに並ぶ規格化された野菜とは違い、産直市場には、形は不揃いだけれど、朝採れの新鮮でエネルギーに満ちた野菜が、驚くほどの安値で並んでいます。

「この大根、足が2本生えてるな(笑)」 「旬のオクラって、こんなに味が濃いのか!」

産直市場での買い物は、単なる作業ではなく「発見」の連続です。

時には、野菜を並べている農家のおばちゃんと「これ、どうやって食べるのが一番美味い?」と立ち話になることもあります。

こうしたちょっとした会話も、再雇用で週3日しか社会に出ない私にとっては、貴重な地域とのつながりとなっています。

この「コスモス・業スー・産直市場」の黄金リレーを駆使することで、食費を極限まで抑えつつ、栄養満点で美味しい食生活を実現しています。

第6章:ご褒美は「上限750円の絶品ランチ」を求めて

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絶品ランチ発掘ゲーム

基本は自炊生活ですが、たまには外の空気を吸い、人が作ってくれた美味しいものを食べたくなるものです。

私の外食のルールは一つだけ。 「ランチの上限は750円まで(税込)」

なぜ750円なのか? ワンコイン(500円)だと、牛丼チェーンや立ち食いそばなど、どうしても選択肢が限られてしまいます。

しかし、そこに250円を足して「750円」に設定すると、個人経営の定食屋、町中華、うどん屋など、一気に選択肢が広がる絶妙なラインなのです。

ネットを駆使した「名店発掘ゲーム」

この「750円以下の絶品ランチ」を探すのが、私の密かな楽しみであり、一種のゲームとなっています。

武器は、8000円のレッツノート(親友)とスマホです。

  1. Googleマップを舐め回すように見る: まずはGoogleマップで近隣のエリアを開き、「定食」「食堂」「ランチ」などで検索します。

  2. ローカルガイドの口コミを分析する: 表示された店の中から、星の数だけでなく、口コミの「内容」を熟読します。
    特に「地元民に愛されている」「コスパ最強」「昭和の雰囲気」といったキーワードが含まれている店は激アツです。

  3. メニュー写真で価格をチェック: 口コミにアップロードされているメニューの写真を拡大し、日替わり定食やラーメンセットが750円以下に収まっているかを厳しくチェックします(最近は物価高で値上がりしていることもあるので、最新の口コミを重視します)。

町中華のオヤジの背中に感動する

こうして綿密なリサーチの末に見つけた、とある町中華の話をしましょう。

外観は色褪せた赤い暖簾がかかっており、一見さんには少し入りづらい雰囲気。

しかし、ネットの口コミでは「チャーハンが絶品」と絶賛されていました。

勇気を出して扉を開けると、そこは昭和にタイムスリップしたような空間でした。 カウンターに座り、「チャーハンと餃子(セットで700円!)」を注文。

厨房では、私と同年代か少し上くらいの無口なオヤジさんが、見事な手つきで中華鍋を振っています。

そのリズミカルな音と、立ち込めるラードの香ばしい匂い。

出てきたチャーハンは、ご飯の一粒一粒が油でコーティングされ、パラパラなのにしっとりとしている、まさに職人技の結晶でした。

「うまい……」

思わず声が漏れました。

700円でこんなに幸せな気分になれるのか。

教員時代、高いお金を払って高級店で会食をしたこともありましたが、あの時の味より、この町中華のオヤジさんが額に汗して作ってくれたチャーハンの方が、何倍も心と胃袋に染み渡りました。

「安くて美味い店」を見つけた時の喜びは、生徒がテストで100点を取った時の喜びと同等……いや、それ以上かもしれません(元教員として不適切な発言かもしれませんが 笑)。

第7章:お金をかけない最高の趣味「ローカル・ドライブ・クエスト」

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最高の趣味:「ローカル・ドライブ・クエスト」

週に4日もある休日。最初は「何をしようか」と戸惑うこともありましたが、今では時間が足りないくらい充実しています。

その最大の理由は、私が見つけた最高の趣味、名付けて「ローカル・ドライブ・クエスト」のおかげです。

相棒(N-BOX)と行く、近場の大冒険

遠くへの旅行は、交通費も宿泊費もかかり、月20万円の予算では頻繁には行けません。

しかし、「近場」であれば、相棒のN-BOXのガソリン代だけで楽しむことができます。

私の住む地域(皆様の住む地域もきっとそうだと思います)には、ガイドブックには載っていないけれど、魅力的な場所が無数に存在しています。

  • 名もなき小さな神社や、歴史ある石碑。

  • 山奥にある、マイナスイオンたっぷりの小さな滝。

  • 海沿いの、車が数台しか停められないような絶景ポイント。

  • 地元の人しか知らない、激安の野菜無人販売所。

私は前日の夜、8000円のレッツノートを開き、Googleマップや地元のマニアックなブログを駆使して、明日の「目的地」を設定します。

それはまさに、RPGゲームで新しい村やダンジョンを見つける「クエスト」のようなワクワク感です。

「迷子」になることを楽しむ余裕

翌朝、水筒に温かいお茶(ティーバッグで十分)を淹れ、タッパーに自作のサンドイッチや塩おむすびを詰めて、N-BOXに乗り込みます。

カーナビはあえて使いません。

大体の方向だけを頭に入れ、気の向くままにハンドルを握ります。

「あ、この細い道、どこに繋がってるんだろう?」 そう思ったら、迷わずウインカーを出して曲がってみる。

教員時代には「予定通りに進まないこと」が最大のストレスでしたが、今は「予定通りにいかないこと」を楽しめるようになりました。

迷った先で、見事な枝ぶりの一本桜に出会ったり、眼下に広がる青い海を独り占めできる展望台を見つけたりした時の感動は筆舌に尽くしがたいものがあります。

お昼になれば、景色の良い場所に車を停め、持参したお弁当を食べます。

外の風を感じながら食べる手作りのおむすびは、どんな高級レストランのランチにも負けません。

帰りがけに、第6章で紹介した「750円の絶品ランチ」の店を開拓したり、産直市場で夕飯の食材を買い込んだり。

ガソリン代と少しの食費、せいぜい1000円〜2000円の出費で、朝から夕方まで最高のリフレッシュができるのです。

お金をかけなくても、感動は足元に転がっている。

ローカル・ドライブ・クエストは、私にそのことを教えてくれました。

 

 

まとめ:20万円は「制限」ではなく「自由へのチケット」である

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自由へのチケット

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月20万で回すエコシステム

いかがでしたでしょうか。

60歳で定年退職し、週3日働きながら、月20万円の予算で暮らす私のリアルな日常。

  • 無駄な固定費を削ぎ落とし、N-BOXという頼れる相棒を手に入れる。

  • 8000円のパソコンに無料のLinuxを入れ、情報収集の基地を作る。

  • コスモス、業スー、産直市場を駆使して、食をエンタメに変える。

  • ネットを武器に、750円の絶品ランチや近場の絶景を探すクエストに出る。

もしあなたが今、定年後の生活に漠然とした不安を抱えているのなら、どうか安心してください。

「お金が足りない」と怯える必要はありません。 大切なのは「お金の量」ではなく、「お金の使い方」と「楽しむための知恵」です。

現役時代の見栄やプライドを少しだけ横に置いてみてください。

すると、今まで見えていなかった「お金をかけなくても面白いこと」が、次々と視界に入ってくるはずです。

月20万円という予算は、決して私たちを縛る「制限」ではありません。

知恵を絞り、工夫を凝らし、自分らしい楽しみ方を見つけるための「自由へのチケット」なのです。

私には今、N-BOXと8000円のレッツノートという二人の「親友」がいます。

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N-BOXと8000円のレッツノートという二人の「親友」

明日は、週3日の仕事が休みの日。 さて、明日はこの親友たちと一緒に、どこの町中華を探検しに行こうか。

私のセカンドライフは、まだまだ始まったばかりです。

あなたのセカンドライフも、きっと素晴らしいものになるはずです。

心から応援しています。

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