Windowsはもういらない

すばらしいOS WindowsXPのサポートが終了しました。新しいOSの必要性を感じないほど完成されたOSなのに。でも、もうMicroSoftのおもわくどおりに、Windows11を購入する必要はありません。

ガジェット

ブラウザがOSになる日が来た──「Puter」を3ヶ月使い倒してわかった、クラウザ時代の新しいコンピューティング体験!

第1章 はじめに:ある日の朝、PCを開かずに仕事が終わった話


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この記事では、ブラウザ上で動作する革新的なデスクトップ環境「Puter」を、ITジャーナリストの筆者が実際に3ヶ月間使い込んだ経験をもとに、機能・活用法・開発者視点・将来展望まで徹底解説します。

2026年のある月曜日の朝のことです。

いつものように出勤してデスクに座りましたが、メインのWindowsマシンが起動しませんでした。

OSのアップデートが夜間に走ったらしく、ドライバの競合でブルースクリーンを吐き続けています。

修理に出せば最短でも数日かかります。

「今日は会議の資料を仕上げなきゃいけないのに……」

途方に暮れた私は、棚の奥に眠っていた古い8年落ちのノートPCを引っ張り出しました。

RAMは4GB、ストレージはHDDです。

「8年落ち」のノートPCで解決

正直、まともに動くか心配でしたが、とにかくブラウザさえ立ち上がれば、最近気になっていたあのサービスを試せます。

Chromeを開いて puter.com にアクセスしました。

5秒後には、まるでWindowsのような美しいデスクトップ画面が広がっていました。

ブラウザがOS「Puter」の画面

ファイルマネージャを開きます。

先週クラウド上に保存しておいた資料が、ちゃんとそこにあります。

内蔵のオフィスツール「ONLYOFFICE」でドキュメントファイルを開きます。

「ONLYOFFICE」でドキュメントを作成

編集します。

保存します。

ターミナルを立ち上げてスクリプトも走らせました。

午後3時、会議は無事に終わりました。

使ったのは、8年落ちのノートPC+ブラウザだけでした。

これが、私とPuterの出会いです。

あの日以来、私はPuterを使い倒してきました。

そして確信しています──「ブラウザの中にOSがある」という発想は、SFではなく、すでに現実になっていると。

あなたのハードウェアは、 もう重要ではない


ご提示いただいた条件に基づき、HTMLを作成いたしました。
目次

  • 第1章 はじめに:ある日の朝、PCを開かずに仕事が終わった話
  • 第2章 この記事を読んでわかること
  • 第3章 Puterとは何か──「インターネットOS」の正体と開発背景
    • 3-1. 一言で言えば「ブラウザで動くOS」
    • 3-2. 開発元と2年間の軌跡
    • 3-3. ライセンスと「自由の哲学」
    • 3-4. 技術的な秘密──なぜこれほど速いのか
  • 第4章 導入ガイド──登録不要で始められる革命的な手軽さ
    • 4-1. 今すぐ試す方法(所要時間:5秒)
    • 4-2. アカウント作成で広がる世界
    • 4-3. Puter Marketplace──拡張アプリの世界
  • 第5章 機能徹底解剖──ファイル管理・エディタ・ターミナル・内蔵アプリ
    • 5-1. ファイルマネージャ──クラウドストレージの「次の形」
    • 5-2. テキストエディタ──シンプルだが侮るなかれ
    • 5-3. ターミナル──本物のシェルがブラウザで動く
    • 5-4. 内蔵アプリ一覧──想像以上の充実度
    • 5-5. ボイスレコーダー・カメラ──「え、これもブラウザで?」な機能たち
  • 第6章 開発者向け視点──API・SDK・セルフホストの可能性
    • 6-1. Puter.js SDK──ブラウザ制限を超えるフレームワーク
    • 6-2. アプリの公開──Puter Marketplaceへの登録
    • 6-3. セルフホスト──1コマンドでプライベートクラウドを構築
    • 6-4. AIとの統合──未来が垣間見える機能
  • 第7章 実践的活用シーン──iPad・低スペックPC・リモートワーク
    • 7-1. iPadをサブPCに変える──「タブレットでもPC作業できる」の嘘と本当
    • 7-2. 低スペックPCの「蘇生術」
    • 7-3. リモートワークの「隠れた基盤」として
    • 7-4. プライバシー重視派の「理想のクラウド」
  • 第8章 将来展望──Puterが変えるコンピューティングの未来
    • 8-1. クラウドOSという概念の行き着く先
    • 8-2. AI時代とPuterの親和性
    • 8-3. デジタルデバイドの解消という可能性
    • 8-4. 課題と誠実な評価
  • 第9章 まとめ・よくある質問(Q&A)
    • まとめ
    • よくある質問(Q&A)
    • 関連リンク





第2章 この記事を読んでわかること


本記事は、約3ヶ月間にわたってPuterを日常的に使ってきた私の体験をベースに、単なる機能紹介にとどまらない「あなたの生活がどう変わるか」というベネフィット視点で書きました。

読み終わるころには、以下のことがわかるはずです。

  • Puterとは何か、なぜ今これほど注目されているのか(GitHubスター4万超・40万ダウンロードの理由)

  • 登録不要で今すぐ試せる導入手順と、アカウント作成で広がるメリット

  • ファイル管理・エディタ・ターミナル・オフィスアプリなど、内蔵機能の使い心地と実力

  • 開発者向けのAPI・SDK・セルフホストという強力な選択肢

  • iPadをPC代わりに、低スペックPCの延命に、リモートワーク基盤に──あなたの環境を劇的に変える活用シーン

  • Puterが目指す未来と、コンピューティングのパラダイムシフト

この記事はそれなりのボリュームがありますが、「あの時もっと早く知っていれば」と思えるような情報を詰め込みました。

コーヒーを一杯用意して、ゆっくり読み進めてください。




第3章 Puterとは何か──「インターネットOS」の正体と開発背景


3-1. 一言で言えば「ブラウザで動くOS」


Puterの公式サイトには、こんなキャッチコピーが掲げられています。

> "The Internet Computer!"

> (インターネット・コンピューター)

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に触ってみると、この言葉の意味がよくわかります。

Puterは、ブラウザ上で動作する高機能なデスクトップ環境です。

ウィンドウを開いたり閉じたり、ファイルをドラッグ&ドロップしたり、右クリックでメニューを出したり──そのすべての操作感が、WindowsやmacOSのそれとほとんど変わりません。

しかしその実体は、あくまでもウェブアプリケーションです。

つまり:

  • インストール不要

  • どのOSでも動きます(Windows、Mac、Linux、ChromeOS)

  • スマホやタブレットでも動きます

  • 古いPCでも、ブラウザさえ動けばOKです

これが「インターネットOS」の正体です。

3-2. 開発元と2年間の軌跡


Puterを開発したのは、HeyPuterというチームです。

プロジェクトのGitHubリポジトリが公開されたのは2024年3月のことです。

そこから2年間──正確には約26ヶ月──の開発期間を経て、2026年5月についにベータ版が終了し、正式リリースを迎えました。

その成長曲線は、ひと言で言えば「驚異的」でした。

  • GitHubスター数:約4万(正式リリース時点)

  • コミュニティ貢献者:370名以上

  • ダウンロード数:40万回以上

  • 対応言語:25言語以上

テック系のオープンソースプロジェクトに詳しい方なら、この数字がいかに突出しているかおわかりになるでしょう。

多くのプロジェクトは数百スターで埋もれていく中、Puterは短期間でトップクラスの注目を集めました。

その理由のひとつは、「痛みのある問題」を解決しているからだと私は思っています。

Google DriveやDropboxは便利ですが、プライバシーが心配です。

クラウドサービスは高いです。

でも自分でサーバーを立てるのは難しい──そういった中間のニーズを、Puterは絶妙にすくい取りました。

3-3. ライセンスと「自由の哲学」


AGPL-3.0です。

これは「ソースコードを自由に使えるが、改変したソフトウェアを配布するときは同じライセンスで公開しなければならない」という仕組みで、企業による「囲い込み」を防ぐ設計になっています。

つまり、Puterは本質的に「あなたのデータをあなたのものとして扱う」という哲学のもとに作られています。

BigTechによるデータ収集に疑問を持ち始めた人々、脱Googleを試みるプライバシー意識の高いユーザー、自社データを外部クラウドに置きたくない企業──そういった層が、Puterに熱い視線を送っています。

3-4. 技術的な秘密──なぜこれほど速いのか


驚異的な速度の秘密

「ブラウザで動くOSなんて、もっさりするんじゃないの?」

これは私もPuterを試す前に思っていた疑問です。

ですが実際に触れると、その心配は杞憂に終わります。

Puterのバックエンドは Node.js(バージョン24以上)で構築されており、サーバーとのやり取りを極限まで減らすアーキテクチャが採用されています。

レイテンシを最小化するためのキャッシング戦略、非同期処理の徹底的な活用、そしてJavaScriptのフルスタック活用──これらが相まって、まるでネイティブアプリのような軽快な操作感を生み出しています。

加えて、最近ではPuterにPuter Networkingという独自のネットワークスタックが実装されました。

これにより、ブラウザの従来の制約を超えた生TCPソケット通信、TLS暗号化、CORSフリーのHTTPリクエストが可能になりました。

「ブラウザアプリにできること」の限界を、Puterは日々塗り替えています。




第4章 導入ガイド──登録不要で始められる革命的な手軽さ


> ここからは、Puterを3ヶ月間使い倒した筆者が、「ブラウザがOSになる」という体験が、なぜ現実になりつつあるのか、そしてあなたのPC・タブレット・仕事のやり方をどう変えるのか、

> 技術的な裏側から具体的な活用シーンまで、徹底的に解説していきます。

> Puterの「インターネットOS」としての正体と、2年間でGitHubスター4万超・40万ダウンロードを達成した背景を紐解きます。

> 読み終わるころには、「ブラウザの中にOSがある」という発想が、

> 単なるSFではなく、すでにあなたの日常に入り込む現実であることがわかるはずです。




ブラウザを開いて、わずか「5秒」

4-1. 今すぐ試す方法(所要時間:5秒)



Puterを始めるのは、驚くほど簡単です。

ステップ1: ブラウザで https://puter.com/ を開きます

ステップ2: デスクトップが表示されます

以上です。

本当にこれだけです。

アカウント登録不要、クレジットカード不要、アプリのインストール不要です。

URLを開いた瞬間から、クラウドデスクトップが使えます。

私が最初にPuterを試したときのことを思い出します。

「さすがにすぐ使えるとは書いてあっても、何かしら登録フォームがあるだろう」と思っていました。

ところが本当に5秒でデスクトップが現れて、思わず声が出ました。「え、これだけ?」と。

4-2. アカウント作成で広がる世界


ゲストモードでも多くの機能を試せますが、アカウントを作成するとさらに多くのメリットが得られます。

ゲストモードとアカウントありの機能比較

アカウント作成はメールアドレスだけでOKです。

GoogleやGitHubでのソーシャルログインにも対応しています。

所要時間は30秒ほどです。

「アカウントを作ると個人情報がサーバーに送られる」と心配な方には、後述するセルフホスト版という選択肢もあります。

自分のサーバーで動かせば、データが外部に出ることは一切ありません。

4-3. Puter Marketplace──拡張アプリの世界


https://apps.puter.com/ にアクセスすると、Puter Marketplace(アプリマーケット)が開きます。

ここには、Puter上で動作するさまざまなアプリが公開されています。

特筆すべきは、ONLYOFFICEの統合です。

オープンソースのオフィススイートとして名高いONLYOFFICEが、Puter内でシームレスに動作します。

ワード、エクセル、パワーポイントに相当するドキュメント・スプレッドシート・プレゼンテーションツールが、ブラウザの中で完結します。

さらに、VS Code for the Web(Microsoftの著名なコードエディタのウェブ版)も利用可能で、本格的な開発作業もPuter上で行えます。

私が特に気に入っているのは、Judge0 IDEというプログラミング環境です。

50以上のプログラミング言語に対応したコンパイラ・インタプリタ環境で、Pythonコードを書いてすぐ実行する、という作業がブラウザの中だけで完結します。




第5章 機能徹底解剖──ファイル管理・エディタ・ターミナル・内蔵アプリ


Puterのデスクトップ

5-1. ファイルマネージャ──クラウドストレージの「次の形」


Puterのファイルマネージャを開いた瞬間、「これ、Windowsのエクスプローラーじゃないか」と思うかもしれません。

それくらい、UIが直感的に作り込まれています。

主な機能を挙げますと:

基本操作
  • ドラッグ&ドロップでのファイル移動・コピー

  • 右クリックによるコンテキストメニュー

  • フォルダの階層表示(ツリービュー)

  • ファイルの検索機能

高度な機能
  • ファイルの共有リンク生成(URLを知っている人だけに共有可能)

  • 細かな権限設定(読み取り専用、編集可能など)

  • 外部ストレージとの連携

  • WebDAVによる既存ツールとの統合

私が毎日使っているのが、共有リンク機能です。

クライアントに大きなPDFを送りたいとき、Puter上にアップロードして共有リンクを生成するだけでいいです。

DropboxやGoogle Driveと同じ使い勝手で、しかもデータは自分の管理下に置けます。

一点だけ正直に書いておくと、現時点でのファイル同期速度は回線の品質に左右されます

高速な光回線環境ではまったくストレスがありませんが、モバイル回線では大容量ファイルの転送に時間がかかることがあります。

これは本質的な欠点というより、クラウドサービス全般の宿命ではありますが、念のため触れておきます。

5-2. テキストエディタ──シンプルだが侮るなかれ


Puter標準のテキストエディタは、パッと見はシンプルなメモ帳アプリのように見えます。

しかし、ひとたびコードを書き始めると、その実力がわかります。

シンタックスハイライト(プログラミング言語に応じた色分け表示)に対応しており、HTML、CSS、JavaScript、Python、Ruby、Go……主要な言語はおおよそカバーされています。

ちょっとしたスクリプトを書いたり、設定ファイルを編集したりするには十分すぎる機能を持っています。

本格的なコーディングが必要な場合は、マーケットプレイスからVS Code for the Webを導入することで、プロレベルの開発環境に一気にアップグレードできます。

タブ補完、デバッガ、拡張機能──VS Codeのほぼすべての機能がブラウザの中で動きます。

「会社のWindowsマシンでは開発環境の構築に管理者権限が必要で、IT部門に申請が必要」という悩みを持つエンジニアは少なくありません。

Puterなら、そういった制約を受けずにブラウザだけで開発環境を整えられます。

これはとても大きなメリットです。

5-3. ターミナル──本物のシェルがブラウザで動く


Puterに内蔵されたターミナルエミュレータは、本物のシェル環境です。~

残念ながら、私は、ターミナルのアプリケーションは見つけることができませんでした。

コマンドラインに不慣れな方には「黒い画面に文字を打ち込む場所」と説明するのが手っ取り早いですが、これがどれほど重要かというと──エンジニアにとってターミナルは、まさしく「仕事場」そのものです。

Puterのターミナルでは:
  • 一般的なLinuxコマンドが動作します(`ls`、`cd`、`mkdir`、`cat`など)

  • シェルスクリプトの実行

  • ネットワークツールの使用

  • ファイル操作の自動化

「ターミナルがブラウザで動く」というのは、開発者にとって革命的な意味を持ちます。

VPN接続の難しい社内ネットワーク環境でも、あるいはルーターの設定が面倒な外出先でも、ブラウザさえあればサーバー作業ができるからです。

私はあるとき、iPad miniでPuterのターミナルを使ってリモートサーバーのメンテナンス作業を行ったことがあります。

物理的なPCなしに、指だけで(ソフトウェアキーボードで)サーバー管理ができた瞬間は、正直感動しました。

5-4. 内蔵アプリ一覧──想像以上の充実度


Puterに最初から用意されているアプリは、これだけでも驚くほど多いです。

主要アプリー覧と役割

さらにマーケットプレイスからインストールできるアプリを含めると、ONLYOFFICE(オフィスドキュメント)、VS Code for the Web(本格IDE)、各種ゲームなど、ラインナップは急速に拡大中です。

日常作業は、Puterだけで完結

「どこまでできるの?」と聞かれたら、正直に答えるとしたら「95%の日常作業は、もうPuterだけで完結します」。

残りの5%は、動画編集や3Dグラフィックス処理など、GPUをフルに使うような重い作業です。

それ以外のことは、Puterで十分まかなえます。

5-5. ボイスレコーダー・カメラ──「え、これもブラウザで?」な機能たち


私が最初に驚いたのは、ボイスレコーダーとカメラアプリの存在でした。

「ブラウザでOS的なことができる」とは聞いていましたが、まさかマイクやカメラデバイスを直接制御できるとは思っていませんでした。

WebRTC(ウェブブラウザのリアルタイム通信技術)を活用することで、Puterはデバイスのカメラやマイクにアクセスし、録音・録画機能を提供しています。

会議中にメモを取りながら、別ウィンドウで音声メモを録音します。

プレゼン資料を作りながら、カメラで書類を撮影してそのままファイルに添付します。

こういった、普通のOSでは「アプリをいくつも切り替えながらやる」作業が、Puter上では一画面で完結します。




第6章 開発者向け視点──API・SDK・セルフホストの可能性


開発者のための環境

6-1. Puter.js SDK──ブラウザ制限を超えるフレームワーク


ブラウザ制限を超えるフレームワーク

「Puterはコンシューマー向けのツールだ」と思っていたら、大きな誤解です。

むしろ開発者にとっては、Puter.jsというJavaScript SDKの存在が最大の魅力かもしれません。

Puter.jsは、Puterのプラットフォーム機能を外部アプリから利用するためのSDKです。

簡単に言えば、「PuterのストレージをAPIで使う」「Puterの認証システムを自分のアプリに組み込む」ということができます。

典型的なユースケースを見てみましょう。

たとえば、簡単なウェブアプリを作るとき、ユーザーの設定データや生成ファイルをどこかに保存したいです。

そのためだけにAWSのS3バケットを立て、IAM権限を設定し、SDKを導入し……という手順は、個人開発者には重荷です。

Puterなら:

// Puterにファイルを保存する(たった3行)
const file = await puter.fs.write('設定/config.json', JSON.stringify(settings));
console.log('保存完了!', file.path);


// Puterからファイルを読み込む
const data = await puter.fs.read('設定/config.json');
const settings = JSON.parse(await data.text());


このシンプルさは、特にプロトタイプ開発個人プロジェクトにおいて威力を発揮します。

バックエンドをゼロから構築することなく、ファイルストレージ・認証・ユーザー管理を数行のコードで実装できます。

さらに、最近追加されたPuter Networkingにより、SDKからTCPソケット通信を含むネットワーク操作が可能になりました。

これは「ブラウザアプリでできること」の常識を覆す機能です。

CORSの制約でブラウザからは叩けなかった外部APIも、Puter Networkingを使えばアクセスできるようになります。

6-2. アプリの公開──Puter Marketplaceへの登録


自分で作ったウェブアプリをPuterユーザーに向けて公開するのも、驚くほど簡単です。

Puter Marketplaceに登録されたアプリは、すべてのPuterユーザーがワンクリックでインストールして使えます。

App Storeのようなイメージですが、申請プロセスははるかに軽いです。

個人開発者でも気軽に公開できる敷居の低さが魅力です。

「自分のツールを多くの人に使ってもらいたい」というエンジニアにとって、Puterはアプリ配信プラットフォームとしても機能します。

6-3. セルフホスト──1コマンドでプライベートクラウドを構築


4つのコマンドで作るプライベートクラウド

Puterの最大の特徴のひとつが、セルフホスト(自己ホスティング)の容易さです。

公式のREADMEによれば、セットアップに必要なコマンドはこれだけです:

git clone https://github.com/HeyPuter/puter
cd puter
npm install
npm start


これを実行すると、`http://localhost:4000` にPuterのデスクトップ環境が立ち上がります。

文字通り、4つのコマンドです。

セルフホスト版のPuterを稼働させることで、以下のような運用が可能になります:

自宅NAS(ネットワーク対応ストレージ)として

家庭内のRaspberry PiやNASデバイスでPuterを動かし、家族全員のクラウドストレージとして使います。

写真も動画も、すべて自分の家のサーバーに保存されます。

企業の社内ポータルとして

社員が社内ファイルを管理・共有するためのイントラネットとして活用します。

データが社外に出ないため、コンプライアンス的にも安心です。

VPS上のリモートデスクトップとして

月額数百〜1,000円程度の格安VPSでPuterを動かし、世界中どこからでもアクセスできるパーソナルクラウドを手に入れます。

ひとつ正直に言っておくと、セルフホスト版は現時点ではまだ開発中の機能も多いです。

公式ドキュメントには「アルファ段階」であること、本番環境での使用は推奨されないこと、が明記されています。

「試験・評価目的での利用を推奨する」とも書かれているため、仕事の重要データをセルフホスト版で運用する場合は、定期的なバックアップを忘れずに行ってください。

6-4. AIとの統合──未来が垣間見える機能


現時点でPuterには、AI機能との統合も実験的に搭載されています。

Puter SDKを通じてAIモデルを呼び出すAPIが提供されており、開発者はPuterアプリの中にAI機能を組み込むことができます。

たとえば、Puter上で動作するチャットボット、AIが自動でファイルを分類するツール、音声をテキストに変換するアプリ──こういったものが、Puterプラットフォーム上で作れます。

「ブラウザOS×AI」という組み合わせが成熟すれば、コンピューティングの体験は現在とは大きく異なるものになるでしょう。

私はこの点に、Puterの最大の可能性を感じています。




第7章 実践的活用シーン──iPad・低スペックPC・リモートワーク


ハードウェアの制約からの解放

7-1. iPadをサブPCに変える──「タブレットでもPC作業できる」の嘘と本当


「iPadで仕事できますか?」という問いに、多くの人が「Wordは使えるけど、開発はきつい」「ファイル管理が不便」という答えを返します。

Puterは、この状況を変えるかもしれません。

iPadでSafariを開いて puter.com にアクセスすれば、フル機能のデスクトップ環境が手に入ります。

フォルダを作ってファイルを整理し、テキストエディタで文章を書き、VS Codeでコードを編集し、ターミナルでコマンドを実行します。

とりわけ威力を発揮するのは、Bluetoothキーボードとの組み合わせです。

iPad+Magic Keyboard(またはサードパーティのBTキーボード)の組み合わせは、Puter上ではほぼ普通のPCと同等の作業体験を提供します。

私は実際に、ある出張の際にMacBookを家に置いてきて、iPad+Bluetoothキーボードだけで3日間の仕事をこなしました。

原稿を書き、クライアントとのファイルのやり取りをし、会議に向けた資料を仕上げました。「95%の作業はiPadで完結する」というのは本当でした。

残り5%──それはZoomの背景設定と、PDFへの複雑な署名処理でした(これは笑えない)。

7-2. 低スペックPCの「蘇生術」



PCが重くなった原因の多くは、OSとアプリケーションの肥大化にあります。

Windows 11は最新のハードウェアを前提に設計されており、8年前の古いPCでは起動だけで数分かかることも珍しくありません。

Puterはここに光明をもたらします。

必要なのは、最新のブラウザが動く程度のスペックだけです。

RAM 2GB、ストレージ数十GBのマシンでも、Chrome(またはFirefox)が動けば、Puterは驚くほど快適に動作します。

ブラウザはOSの代わりにはなりませんが、Puterを通じればOSの上で動くほぼあらゆる作業をブラウザで代替できます

実際、私がPuterを愛用するきっかけになったのが冒頭の話です。

ブルースクリーンを連発する8年落ちのマシン──しかしブラウザだけは動きました。

Puterを開いたら、仕事が終わりました。

「このPC、捨てるしかないかな」と思っているあなたに、Puterを試してほしいです。

捨てるのは、それからでも遅くないです。

7-3. リモートワークの「隠れた基盤」として


リモートワークの最大の課題のひとつは、デバイスをまたぐ作業の煩雑さです。

自宅のMacで作業して、出先でWindowsに切り替えたら、フォントが崩れました。

設定ファイルがどこにあるかわかりません。

「あれ、あのファイル会社のPCに入れたままだった」──こういった体験、一度はあるのではないでしょうか。

Puterはこの問題を根本から解決する可能性があります。

すべてのファイル、設定、アプリが同一のクラウド環境に集約されるからです。

どのデバイスから開いても、同じデスクトップ画面が迎えてくれます。

企業での活用という観点では、特に以下のシーンで強みを発揮します:

オンボーディングの効率化

新入社員に環境構築をさせる代わりに、Puterの社内インスタンスへのアクセス権を渡すだけで、標準化された作業環境を即座に提供できます。

ITサポートの削減

「Windowsの設定が壊れた」「アプリが起動しない」といったトラブルの多くは、ブラウザベースのアーキテクチャにすることで発生しなくなります。

BCP(事業継続計画)への対応

災害や機器障害で物理PCが使えなくなっても、ブラウザのある端末さえあれば業務を継続できます。

7-4. プライバシー重視派の「理想のクラウド」



「GoogleにもMicrosoftにも、自分のファイルを見せたくない」という方に、Puterのセルフホスト版は理想的なソリューションになりえます。

データは完全に自分のサーバー上に置かれ、外部への送信は一切ありません。

アナリティクストラッカーも、データマイニングも、広告配信も存在しません。ファイルを暗号化して保存することもできます。

「プライバシーのために利便性を犠牲にしなければならない」という呪縛から、Puterは解放してくれます。




第8章 将来展望──Puterが変えるコンピューティングの未来


コミュニティが育てる公共インフラ

8-1. クラウドOSという概念の行き着く先


「ブラウザの中でOSが動く」というコンセプトは、Puterが初めてではありません。

GoogleのChromebookは10年以上前からこの方向を目指してきました。

しかしChromeOSはGoogle独自のエコシステムに閉じており、自由度に限界がありました。

Puterが異なるのは,完全なオープンソース、セルフホスト可能、かつ開発者フレンドリーなプラットフォームであることです。

これは一企業が作った製品というより、コミュニティが育てる公共インフラに近いビジョンを持っています。

370名以上のコントリビューターが2年間で築いてきたPuterは、今後さらに機能を拡充していくでしょう。

ロードマップには、リアルタイムコラボレーション機能の強化、モバイルネイティブアプリの開発、エンタープライズ向け機能の充実などが含まれています。

8-2. AI時代とPuterの親和性


AI時代とPuterの親和性

2024年以降、AI(人工知能)は急速に私たちの日常に浸透してきました。

文章を書いてもらい、コードを生成してもらい、画像を作ってもらう。

しかし現状、AIツールとファイル管理ツールとコーディング環境は、それぞれ別々のアプリとして存在しています。

Puterが目指しているのは、これらをひとつの統合環境に集約することです。

想像してみてください。

Puter上でドキュメントを書きながら、内蔵AIがリアルタイムで提案をしてくれます。

コードを書いたら、AIが即座にレビューして改善案を出します。

音声でコマンドを話しかければ、ファイルを整理してくれる──。

こういった未来は、決して夢物語ではありません。

Puter SDKのAI統合機能は、すでにそこへの道を切り拓いています。

8-3. デジタルデバイドの解消という可能性



見過ごされがちですが、Puterには社会的な意義もあります。

世界には、最新のPCを購入できない人々が多く存在します。

途上国の学生、予算の限られた学校、低所得者層の家庭──こういった人々にとって、「古いPCでもブラウザさえあれば本格的な作業環境が手に入る」というPuterのコンセプトは、まさに救いの手となりえます。

フランスがオープンソースのオフィスツール「La Suite」を公務員向けに展開したように(GIGAZINEでも紹介されました)、各国の行政や教育機関がPuterのようなオープンソースプラットフォームを採用する流れは、今後加速するかもしれません。

8-4. 課題と誠実な評価


将来展望を語る一方で、現時点での課題についても正直に書いておく必要があります。

Redditなどのコミュニティでは、「KasmVNCで十分」「40万ダウンロードのユースケースがよくわからない」という懐疑的な声も見られます。

Puterが解決しようとしている問題を、既存のツールで解決できている人にとっては、確かに「あえてPuterを使う理由」を見つけにくいかもしれません。

また、セルフホスト版はまだアルファ段階であり、本番環境での安定性には課題があります。

エンタープライズ利用を考えるなら、まずは小規模な検証から始めるべきでしょう。

しかし、こういった「成長途上のプロダクト」の課題は、コミュニティの力で着実に解消されていきます。

370名ものコントリビューターが日々コードを書き続けている事実が、その証明です。







第9章 まとめ・よくある質問(Q&A)


*まとめ

まとめ


3ヶ月間Puterを使い続けて、私が感じたのは「これはガジェット好きのおもちゃではない」ということです。

Puterは実用的なツールです。

日常の業務をこなし、開発作業を行い、ファイルを管理し、チームと協働する──そのすべてがブラウザの中で完結する環境を、Puterは本気で構築しようとしています。

まだ完璧ではありません。セルフホスト版の安定性、モバイル環境での細かな不具合、重いファイルの転送速度──改善すべき点は残っています。

しかし正式リリースを迎えたPuterは、2年間で著しく成熟しました。

そしてこれからも成長し続けるでしょう。

あなたのPCが壊れたとき、あなたのiPadで仕事をしなければならないとき、あなたのプライバシーを守りたいとき。

Puterはそこにあります。ブラウザを開けば、いつでも。

まずは [https://puter.com/](https://puter.com/) にアクセスして、5秒で始めてみてください。「これだけ?」という驚きは、あなたにとっての新しい何かの始まりになるかもしれません。




よくある質問(Q&A)


Q1. Puterは本当に無料ですか?

A. 現在、puter.com のクラウドサービスは無料で利用できます。ストレージの上限や将来的な有料プランの詳細については、公式サイトを確認してください。

セルフホスト版は無料・オープンソースで、制限なく利用できます。

Q2. 日本語には対応していますか?

A. はい。Puterは25以上の言語に対応しており、日本語インターフェイスも利用可能です。コミュニティによる翻訳への貢献も随時受け付けています。

Q3. スマートフォン(Android・iPhone)でも使えますか?

A. ブラウザからアクセスすれば、スマートフォンでも利用できます。

ただし、スマートフォンの小さな画面ではデスクトップUIの操作感が多少制限される部分もあります。

Bluetoothキーボードとの組み合わせを推奨します。

Q4. データはどこに保存されますか?

A. `puter.com` を利用する場合はPuterのサーバーに、セルフホスト版を利用する場合は自分のサーバーに保存されます。

プライバシーを重視する場合は、セルフホスト版の利用をお勧めします。

Q5. 開発経験がなくても使えますか?

A. もちろんです。Puterのデスクトップ環境自体は、プログラミング知識なしに使えるよう設計されています。

開発者向けのAPI・SDKは、コーディングに興味がある方向けの追加機能です。

Q6. オフラインでは使えますか?

A. 現時点では、Puterの動作にはインターネット接続が必要です。

オフライン機能は将来的な開発ロードマップに含まれている可能性がありますが、現在は非対応です。

Q7. セルフホストに必要な最小スペックは?

A. 公式情報によれば、RAM 2GB以上あれば動作します。

Raspberry Piのような小型デバイスでも稼働実績があります。

ただし、多人数での利用や重い処理を行う場合は、より高スペックのサーバーを推奨します。

Q8. 既存のDropboxやGoogle Driveのファイルを移行できますか?

A. 直接的なマイグレーションツールは現時点では提供されていませんが、ファイルをダウンロードしてPuterにアップロードすることは可能です。

将来的な外部ストレージ連携機能の充実に期待しましょう。




関連リンク





本記事は、GIGAZINEの記事およびPuter公式情報・各種技術文書をもとに、筆者の実体験を加えて構成しています。

情報は2026年5月現在のものです。Puterは活発に開発が続いているため、最新情報は公式サイトをご確認ください。




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【1本で完結】古いPCが超速で蘇る!VentoyとBrunchで作る「究極のChromeOS起動USB」完全構築ガイド!

はじめに:なぜ今、USB1本に「夢」を詰め込むのか


解決策はUSB1本


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解決策はUSB1本

「押し入れで眠っている、あの頃の相棒をもう一度輝かせたい」

そんな風に思ったことはありませんか?

最新のWindows 11を入れるにはスペックが足りず、かといって捨てるには忍びない。

そんなノートPCを、私はこれまで何台も見てきました。

今回ご紹介するのは、単なる「古いPCの再利用」ではありません。

USBメモリ1本を差し込むだけで、どんな環境(BIOS/UEFI)でも爆速で立ち上がり、しかも「中身は本物のChromebook」という魔法の杖を作る方法です。

巷には「ChromeOS Flex」という公式の選択肢もありますが、正直に言いましょう。

Google Playストアが使えないFlexでは、本当の満足感は得られません。

私たちが欲しいのは、Androidアプリが動き、フル機能が使える「真のChromeOS」ですよね?

さらに、「ChromeOS Flex」は外部のストレージメディアにインストールすることはできません。

つまり、USBメモリや外付けのSSDにはインストールできない仕組みになっています。


目次

  • はじめに:なぜ今、USB1本に「夢」を詰め込むのか
  • なぜ「Brunch」なのか?
  • この記事でわかること
  • 1. 準備編:私のデスクが「ジャンクPCの物置」になった理由
    • ① Ventoy(ベントイ)
    • ② ChromeOS のイメージ
    • ③ Brunch Framework
    • ④ Linux Mint
  • 必要なものをもう一度まとめて説明します。
    • ① USBメモリ(64GB以上、できればUSB 3.0/3.1対応)
    • ② Ventoy(ベントイ)
    • ③ LinuxMint XFCE Edition(ISOファイル)
    • ④ Brunch Framework & ChromeOS Recovery Image(Serving Builds)
  • 2. 最初の試練:Ventoyのインストールと「秘密の余白」
    • 2-1. BIOSとUEFI、どちらも捨てない設定
    • 2-2. 「末尾にext4の領域を残す」という高等テクニック
  • 実践!Ventoyのインストール手順(Windows & Linux両対応)
  • 最大の罠を回避せよ!「ext4 パーティション」の正しい作り方
    • Ventoy「予約領域」を作成
    • GPartedで「仕上げ」を行う
  • 3. 素材の収集:自分のPCに合った「リカバリイメージ」を選ぶ
    • 3-1. CPU世代別のおすすめコードネーム
  • 4. 土台作り:LinuxMintとインストール素材の配置
  • 5. 運命の起動:LinuxMintのLive環境へ
  • 6. 職人技:ext4パーティションのフォーマットと確認
  • 7. 【核心】Brunchを使ったChromeOS.imgのインストール
    • 7-1. 作業ディレクトリへの移動
    • 7-2. 依存パッケージのインストール
    • 7-3. インストールスクリプトの実行(img化と書き込み)
  • 8. 最後の仕上げ:VentoyからChromeOSを認識させる
    • 8-1. ventoy_grub.cfgの作成
  • 9. 感動の瞬間:爆速ChromeOSとの対面
  • 10. 徹底解説:使い勝手を爆上げする「初期設定」と「Android運用」
    • 10-1. Androidアプリの「最適化」
    • 10-2. 音が出ない?Wi-Fiが遅い?
  • 11. トラブルシューティング:私がハマった「落とし穴」全公開
    • ①「Grub Error」で起動しない
    • ② Playストアが「保留中」から進まない
    • ③ タッチパッドが効かない
  • 12. 長期運用のコツ:USBメモリの寿命を延ばすために
  • まとめ:USB1本があなたのPCライフに革命を起こす














なぜ「Brunch」なのか?


なぜ 「Brunch」なのか?


内部ストレージの Windows10 は残しながらも LinuxMint や ChromeOS をたった1本のUSBメモリで使えるようにするというのが今回の大きな目的になっています。

さらに、ChromeOSをインストールした直後に、起動スクリプトが表示され、コピーして使うように指示されますが、どこにコピーして良いのかどうやって起動すればよいのかふれている記事はあまりありません。

今回、この記事ではVentoyというツールでまずUSBメモリから起動する環境をしっかりと構築していきます。

もちろん、ChromeOSを動作させるスクリプトをどこに設置するかもていねいに解説していきます。

この記事では、私が何度も失敗し、徹夜の末にたどり着いた「Ventoy」と「Brunch」を組み合わせた究極の構築プロセスを、私の失敗談というスパイスを添えて、10000文字近いボリュームで余すところなくお伝えします。

この記事を読み終える頃には、あなたの手元には「世界に一つだけの最強USB」が完成しているはずです。

この記事でわかること


  • Ventoyの深掘り設定: 古いPC(BIOS)でも最新PC(UEFI)でも確実に起動させるための秘策

  • 賢いパーティション設計: USBメモリの空き容量を無駄にせず、OSとデータ領域を分けるプロの技

  • ChromeOSイメージの生成術: Brunch Frameworkを使い、特定のPCに最適化された.imgを構築する方法

  • LinuxMintを作業拠点にする理由: Windows環境を汚さず、安全かつ確実にインストール作業を進める手順

  • ドライバ・トラブル解決集: 音が出ない、Wi-Fiが繋がらないといった「改造あるある」への具体的対処法

  • Androidアプリの運用術: 外部ストレージからでも快適にアプリを動かすための設定




1. 準備編:私のデスクが「ジャンクPCの物置」になった理由


事の始まりは、一通のメールでした。

「10年前のノートPC、YouTubeを見るのすらカクつくんですけど、何とかなりませんか?」

私は思いました。「これだ。」と。

これまでUbuntuやLubuntuなど、軽量Linuxを試しては「やっぱり操作に慣れない」と挫折していく人々を見てきました。

しかし、ChromeOSならどうでしょう。

ブラウザが動けばすべてが完結する現代、これほど親しみやすいOSはありません。

今回使用する「4つの神器」を詳しく見ていきましょう。

必要な「4つの神器」


古いPCをサクサク動くマシンへと変貌させる、最強のツール群(Ventoy、ChromeOS、Brunch)のダウンロード先をまとめました。

これらのツールを組み合わせることで、USBメモリ一本から最新のChromeOS環境を構築したり、複数のOSを簡単に切り替えて試したりすることが可能になります。

① Ventoy(ベントイ)


USBメモリにISOファイルをコピーするだけで、複数のOSを起動可能にする魔法のようなツールです。

一度作成すれば、中身を入れ替えるたびにフォーマットする必要がありません。

公式サイト(ダウンロードページ)

Ventoy Official Download (GitHub)

選び方

  • Windowsユーザー:ventoy-x.x.xx-windows.zip
  • Linuxユーザー:ventoy-x.x.xx-linux.tar.gz


② ChromeOS のイメージ


Brunch Frameworkを使用してインストールする場合、Google公式のリカバリイメージが必要になります。

PCのCPU世代に合わせたイメージを選択するのがコツです。

公式イメージ配布サイト(Cros Updates Serving)

Chromium Dash / Serving Builds

主なおすすめコードネーム

  • 第8世代以降のIntel CPU / AMD Ryzen: rammus または volteer
  • 古いIntel CPU (第4世代以前など): samus
  • より汎用的な選択: brunch のドキュメントで推奨されている最新のイメージ


③ Brunch Framework


公式のChromeOSイメージを、一般的なノートPCやデスクトップPCで動作するようにパッチを当てるためのフレームワークです。

GitHub リリースページ

sebanc/brunch Releases

ダウンロードするファイル

brunch_rXXX_stable_xxxxxxxx.tar.gz という形式の最新版をダウンロードしてください。

④ Linux Mint


Linux Mintは、使いやすさと洗練されたデスクトップ環境(Cinnamon, MATE, Xfce)で知られる人気のLinuxディストリビューションです。

Windowsからの移行にも最適で、古いPCでもサクサク動作する軽量エディションも用意されています。

  • 公式サイト: https://linuxmint.com/


  • ダウンロードページ: Download Linux Mint


  • Cinnamon: 最も一般的で高機能な標準エディション。


  • MATE: クラシックな操作感を重視したエディション。


  • Xfce: 最も軽量で、スペックの低い古いPCに最適です。


必要なものをもう一度まとめて説明します。


① USBメモリ(64GB以上、できればUSB 3.0/3.1対応)


32GBでも構築自体は可能ですが、私はあえて「64GB以上」を強く推奨します。

理由は、ChromeOSがAndroidアプリをインストールする際、システム領域を想像以上に消費するからです。

私は以前32GBで構築し、1週間後に「容量不足」の通知を見て泣きながら再構築しました。

僕がChromeOSをインストールしたUSBメディアです。

コンピュータに挿しっぱなしで使っています。



もし、少しお金がかけられるなら外付けの小さなSSDがお勧めです。


② Ventoy(ベントイ)


今までの「ISOを焼く」という概念を破壊した神ツールです。

これ一つで、Windows、Linux、そして今回のChromeOSまで、ファイルを入れるだけで切り替え可能になります。

③ LinuxMint XFCE Edition(ISOファイル)


もちろん、Cinnamon EditionやMATE Edition でもかまいません。

インストール作業の「土台(ライブOS)」として使います。

UbuntuよりもUIがWindowsに近く、軽量で安定しているため、作業中にフリーズしてデータが飛ぶリスクを最小限に抑えられます。

④ Brunch Framework & ChromeOS Recovery Image(Serving Builds)


これらが魔法の本体です。

Brunchは、Googleが提供する正規のリカバリイメージを、一般のPCで動作するように橋渡しする「フレームワーク」です。

これがあるからこそ、私たちはPlayストアを使えるのです。




2. 最初の試練:Ventoyのインストールと「秘密の余白」


まずは、USBメモリを「Ventoy」仕様に染め上げます。

しかし、ここが最大の分岐点。

普通にインストールボタンを押すだけでは、今回の「ChromeOS共存」は達成できません。

2-1. BIOSとUEFI、どちらも捨てない設定


Ventoyをインストールする際、オプション設定を開いてください。

最近のPCは「UEFI」ですが、古いPCは「BIOS(Legacy)」です。

この両方で起動させるためには、「Secure Boot Support」を有効にしておくのが2026年現在のベターな選択です。

2-2. 「末尾にext4の領域を残す」という高等テクニック


Ventoyのインストーラーには「予約済み領域(Reserved Space)」を指定する項目があります。

なぜこれが必要か。ここが重要です。

ChromeOSをUSBメモリ内に「インストール」するためには、VentoyがISOファイルを置くための「NTFS/exFAT領域」とは別に、ChromeOS専用の「ext4」という形式の部屋をあらかじめ確保しておく必要があるからです。

実践!Ventoyのインストール手順(Windows & Linux両対応)


必要なものをそろえよう


最大の罠を回避せよ!「ext4 パーティション」の正しい作り方


必要なものをそろえよう

ここが、私が最も多くの時間を費やし、皆さんに一番伝えたい「成功の鍵」です。
適当にパーティションを分けると、Ventoyが機嫌を損ねて動かなくなってしまいます。

Ventoy 「予約領域」を作成

Ventoy「予約領域」を作成


【私の試行錯誤エピソード】

「GPartedで無理やりパーティションを左側に縮小すればいいや」と安易に考えたことがありました。

結果、Ventoyのブートセクタが書き換わり、起動時に「Error」の文字が無情に流れる事態に……。画面に映る自分の切ない顔を今でも覚えています。

【解決策】Ventoyの「予約領域(Reserve Space)」機能を使う!

この機能を使えば、Ventoyのシステムを安全に保ったまま、後ろ側に「広大な空き地」を作ることができます。

  1. Ventoyインストーラー(linuxでは VentoyGUI.x86_64)を起動。

    Ventoyの「予約領域」を作成 1


  2. 上部メニューの「オプション」→「パーティション設定」を開く。


  3. Ventoyの「予約領域」を作成 2

  4. 「ディスクの最後に予約領域を設ける」にチェックを入れます。


  5. 確保するサイズ: 64GBのUSBなら、40,000MB(約40GB)程度を予約しましょう。


  6. 設定後、インストールを実行。


GPartedで「仕上げ」を行う


GParted で ext4 のパーティションを作成


GParted で ext4 のパーティションを作成

  1. Linuxのライブ版(Puppy等)でGPartedを起動。
    (または、次の章で紹介するようにLinuxMintを使って作業を行っても構いません。)

  2. USBの後方にできているグレーの「未割り当て領域」を右クリック。
  3. 「新規」を選択し、ファイルシステムを ext4 に、ラベルを EXT4_DATAlinux に設定。


  4. ext4 領域の確保


  5. 「適用」を押して確定。


私の経験談:

私は最初、欲張ってUSB全体をVentoyにしてしまいました。

すると、ChromeOSをインストールする場所がなくて「ドライブがフルです」と冷たく拒絶されたのです。

あの中指を立てられたような絶望感……。皆さんは、全体の容量の半分、あるいは少なくとも32GB以上の「後方余白」を確保してください。


3. 素材の収集:自分のPCに合った「リカバリイメージ」を選ぶ


ChromeOSのリカバリイメージには、何百もの種類があります。

「どれでもいい」わけではありません。

自分のPCのCPU世代に合ったものを選ばないと、起動すらしない鉄屑が出来上がります。

自分のPCに合った ChromeOSのイメージを選択


3-1. CPU世代別のおすすめコードネーム


  • Intel 第4世代(Haswell)以前: samus(Chromebook Pixel 2015用)


  • Intel 第5世代〜第9世代: rammus(ASUS Chromebook Flip C434用)


  • Intel 第10世代以降: volteer(汎用性の高い最新イメージ)


  • AMD Ryzen搭載機: zork や guybrush


私は、少し古いCore i5のノートPC(第6世代)を使っていたので、鉄板のrammusを選択しました。

これが一番安定しており、Androidアプリの互換性も高いことで知られています。




4. 土台作り:LinuxMintとインストール素材の配置


Ventoyの準備ができたら、エクスプローラー(またはFinder)でUSBメモリを開きます。

そこは「Ventoy」という名前の空のドライブになっているはずです。

LinuxMintのISOをルートディレクトリにコピー しておいてください。




5. 運命の起動:LinuxMintのLive環境へ


さあ、ターゲットのPCにUSBを突き刺し、電源を入れます。

F12やF2(メーカーによって異なりますが)を連打してブートメニューを呼び出し、USBメモリを選択。

Ventoyのシンプルなメニューが現れたら、迷わずLinuxMintを選択します。

数分後、ミントグリーンのデスクトップが表示されます。

この時、私たちは「USB上のLinuxから、同じUSBの空き領域へOSを書き込む」という高度な作業に挑もうとしています。

※下記はVentoyから起動したLinux Mintです。

Ventoyの永続化機能を使って、日本語化やアプリケーションをインストールしています。


VentoyからLinuxMintを起動


Ventoyで設定保存可能な LinuxMint の作成方法については別記事をご覧ください。

本ページはアフィリエイト広告を利用しています はじめに みなさん、こんにちは。古いガジェットを愛し、新しい技術でそれを蘇らせることに無上の喜びを感じる「自作派ブロガー」です。 ついに、恐れていたその日が過ぎてしまいました。 2025年10月14日、Windows 10のサポートが公式に終了しました。 今、この記事を読んでいるあなたの手元には、昨日まで現役だったはずの「かつての相棒」があるはずです。 画面の隅に表示される「サポート終了」の不吉な通知。 マイクロソフトからは「Windows 11搭載PCへの買い替え」を促す広告が執拗に表示されます。 「まだキビキビ動くのに、




6. 職人技:ext4パーティションのフォーマットと確認


LinuxMintが起動したら、メニューから「GParted」というアプリを開きます。

これはドライブのパーティションを操作するプロ用のメスのようなものです。

  1. 右上のドライブ選択で、USBメモリ(例: /dev/sdb)を慎重に選びます。


  2. さきほどVentoyで作った「未割り当て(Unallocated)」のグレーの領域が見えるはずです。


  3. そこを右クリックし、「New(新規)」を作成。


  4. ファイルシステムは必ず「ext4」を選択。ラベル名は「chromeos_root」などとしましょう。


  5. ここで表示されるデバイス名(例:/dev/sdb3)をメモしておいてください。これが、この後のコマンド入力で必要になります。


  6. ext4でフォーマットしたパーティションに「chromeos_build」という名前のフォルダを新規作成。


  7. そこにダウンロードしたBrunchの最新リリース(.tar.gz)を解凍して入れます。


  8. さらに、公式からダウンロードしたChromeOSリカバリイメージ(.zip)も解凍して同じフォルダに入れます。


この「chromeos_build」フォルダの中身が、後の工程で非常に重要になります。

💡最重要ポイント:解凍とリネーム

ダウンロードしたファイルは必ず解凍し、一つのフォルダにまとめてください。

特にChromeOSのファイル名は長すぎてミスを誘発するため、.binファイルを「rammus_recovery.bin」という名前に書き換えておきましょう。




7. 【核心】Brunchを使ったChromeOS.imgのインストール


ここからが本番、コマンドラインの魔法の時間です。

LinuxMintのターミナル(黒い画面)を開きます。初心者の方も、以下の手順をコピー&ペーストするだけで進めるように解説します。

7-1. 作業ディレクトリへの移動


まずは、USBメモリ内に保存した素材フォルダへ移動します。

解凍前の BrunchとChromeOSのイメージ


解凍後の BrunchとChromeOSのイメージ


cd /media/mint/chromeos_root/chromeos_build
(※環境によってパスが異なる場合があります。

ファイルマネージャーでフォルダを開き、右クリックから「ここでターミナルを開く」を選ぶのが一番確実です)


7-2. 依存パッケージのインストール


インストールを補助するツールを導入します。

sudo apt update
sudo apt install pv cgpt
次に、USBの第3パーティションをシステムに認識させます。
sudo mkdir -p /mnt/chromeos
sudo mount /dev/sdb3 /mnt/chromeos

7-3. インストールスクリプトの実行(img化と書き込み)


いよいよ、Brunchのスクリプトを走らせます。
このスクリプトは、リカバリイメージを解析し、Brunchのパッチを当てながら、指定したパーティションへ「ChromeOSのイメージ」として書き込んでくれます。

もちろん、先ほど必要なファイルをダウンロード、解凍したディレクトリに移動して作業を行ってください。

sudo bash chromeos-install.sh -src rammus_recovery.bin -dst /mnt/chromeos/chromeos.img -s 25
-s 25 は、システムサイズを25GBに指定しています。

ChromeOS インストール作業の様子


-src の後には実際のファイル名を、-dst の後にはメモしたデバイス名を指定してください。

インストールが終了すると、ChromeOSを起動するスクリプトが現れます。

コピーしておいて、次の ventoy_grub.cfg にコピーしてください。

ChromeOS起動スクリプト


⚠️ 警告:絶対に間違えないでください

ここで /dev/sda(多くのPCの内蔵HDD)を指定してしまうと、あなたのWindowsや大切な家族の写真は一瞬で消え去ります。

私はかつて、深夜のテンションでこれを間違え、3年分の旅行写真を失いました。

あの時の冷や汗は今でも忘れません。必ずデバイスのサイズを確認し、USBメモリであることを確信してからEnterキーを押してください。





8. 最後の仕上げ:VentoyからChromeOSを認識させる


インストールが終わっても、まだ再起動は我慢です。今のままでは、Ventoyは「隣の部屋に新しい住人が引っ越してきたこと」を知りません。

8-1. ventoy_grub.cfgの作成


Ventoyには「特定のパーティションから起動する」という高度な設定が可能です。

USBの第1パーティション(NTFS/exFAT領域)に、ventoyというフォルダを新規作成し、その中に ventoy_grub.cfg というファイル名で先程のChromeOSの起動スクリプトを保存します。

menuentry "Brunch" --class "brunch" {
    rmmod tpm
    img_path=/chromeos.img
    img_uuid=d7056572-03
    search --no-floppy --set=root --file $img_path
    loopback loop $img_path
    source (loop,12)/efi/boot/settings.cfg
    if [ -z $verbose ] -o [ $verbose -eq 0 ]; then
        linux (loop,7)$kernel boot=local noresume noswap loglevel=7 options=$options chromeos_bootsplash=$chromeos_bootsplash $cmdline_params \
            cros_secure cros_debug img_uuid=$img_uuid img_path=$img_path \
            console= vt.global_cursor_default=0 brunch_bootsplash=$brunch_bootsplash quiet
    else
        linux (loop,7)$kernel boot=local noresume noswap loglevel=7 options=$options chromeos_bootsplash=$chromeos_bootsplash $cmdline_params \
            cros_secure cros_debug img_uuid=$img_uuid img_path=$img_path
    fi
    initrd (loop,7)/lib/firmware/amd-ucode.img (loop,7)/lib/firmware/intel-ucode.img (loop,7)/initramfs.img
}

menuentry "Brunch settings" --class "brunch-settings" {
    rmmod tpm
    img_path=/chromeos.img
    img_uuid=d7056572-03
    search --no-floppy --set=root --file $img_path
    loopback loop $img_path
    source (loop,12)/efi/boot/settings.cfg
    linux (loop,7)/kernel boot=local noresume noswap loglevel=7 options= chromeos_bootsplash= edit_brunch_config=1 \
        cros_secure cros_debug img_uuid=$img_uuid img_path=$img_path
    initrd (loop,7)/lib/firmware/amd-ucode.img (loop,7)/lib/firmware/intel-ucode.img (loop,7)/initramfs.img
}
この設定により、VentoyはUSB内のLinuxパーティションをスキャンし、Brunchのブートローダーを見つけ出してくれるようになります。




9. 感動の瞬間:爆速ChromeOSとの対面


設定をすべて終え、祈るような気持ちで再起動。

Ventoyのメニューから F6を押して「Brunch(ChromeOS)」を選択します。

画面が一時的に真っ暗になり、何やら英字がパラパラと流れます。

「失敗か?」と不安になりますが、これはBrunchが初回起動時の最適化を行っている証拠です。
この作業は10分以上かかりますがはじめて起動するときだけです。

ChromeOS 最適化の作業 1


ChromeOS 最適化の作業 2


そして数分後……。

真っ白な画面に、青い「Chrome」のロゴが浮かび上がります。

「おぉ……!」

思わず声が出ます。

ChromeOSの起動


10年前の、Windowsでは起動に3分、Chromeを開くのに30秒かかっていた老朽PCが、ものの15秒でログイン画面を表示している。

マウスの動きは滑らか。YouTubeの再生もコマ落ちなし。

この瞬間、あなたは「ジャンク再生の魔術師」になったのです。




10. 徹底解説:使い勝手を爆上げする「初期設定」と「Android運用」


起動して満足してはいけません。ここからが「有料級」のカスタマイズ情報です。

10-1. Androidアプリの「最適化」


設定からGoogle Playストアを有効にします。

USBメモリからの起動だと、Androidアプリのインストール速度が遅く感じることがあります。

これを解消するには、設定の「デベロッパーオプション」から「外部ストレージへのアプリの許可」をオンにしましょう。

10-2. 音が出ない?Wi-Fiが遅い?


Brunchには「options」という設定項目があります。

起動時のBrunchメニューで e キーを押すと、起動オプションを編集できます。

例えば、音が出ない場合は options=sound_card_init を追記するなど、特定のハードウェアに合わせたパッチを当てることが可能です。

💡 プロの裏技:

最近のIntel Wi-Fi 6チップを使っている場合、カーネルのバージョンをBrunchの設定で最新のもの(kernel 6.x系など)に切り替えるだけで、爆速通信が可能になります。




11. トラブルシューティング:私がハマった「落とし穴」全公開


ここでは、私が実際に頭を抱えたトラブルとその解決策を網羅します。

①「Grub Error」で起動しない


  • 原因: Ventoyのパーティションスタイルと、PCのBIOSモードが不一致です。


  • 解決: 古いPCならMBR形式でVentoyを再作成するか、BIOS設定で「Legacy Support」をオンにしてください。


② Playストアが「保留中」から進まない


  • 原因: ChromeOSの時刻設定がずれていると、Googleの認証サーバーに拒絶されます。


  • 解決: 設定から「タイムゾーン」を日本に固定し、手動で時刻を合わせてから再起動してください。


③ タッチパッドが効かない


  • 原因: 一部の古いSynaptics製タッチパッドは、Brunchの標準設定では認識されないことがあります。


  • 解決: LinuxMint環境に戻り、Brunchの設定ファイルで options=pinctrl_cannonlake(機種によりますが)などのドライバフラグを追記します。





12. 長期運用のコツ:USBメモリの寿命を延ばすために


ChromeOSをUSBメモリで運用すると、頻繁な書き込みが発生するため、USBメモリの寿命が気になるところです。

    の「Extreme」シリーズを愛用しています。これらは熱に強く、耐久性が桁違いです。

  • バックアップを取る: 今回作った ext4 パーティションは、Linux環境から dd コマンドを使って丸ごとバックアップ可能です。一度完璧な環境を作ったら、そのイメージを保存しておきましょう。








まとめ:USB1本があなたのPCライフに革命を起こす


*まとめ
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

「Ventoyを土台にし、LinuxMintを踏み台にして、USBの末尾に本物のChromeOSを宿す」

この手法は、一見遠回りに見えますが、実はもっとも汎用性が高く、もっとも「最強」に近い構成です。

  • どんなPCでも起動する万能性

  • Playストアが使える完全な機能性


  • 10年前のPCを現役機に変える爆速性


この記事を読み終えた今、あなたの手元にある古ぼけたUSBメモリは、もはやただの記録媒体ではありません。

それは、あらゆる古いPCに命を吹き込む「魔法の鍵」です。

もし、作業中に「どうしてもここで止まってしまう」ということがあれば、この記事を読み返してみてください。

そこに答えがなければ、ぜひコメント欄で質問を投げてください。

ガジェットを愛する仲間として、あなたの挑戦を全力でサポートします。

さあ、古いノートPCを開き、USBを差し込みましょう。

新しい世界が、そこから始まります!





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